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皆さまには、平素より格別のお引き立てを賜わり、誠にありがとうございます。
わが国の景気は、東日本大震災による急速な悪化後、サプライチェーンの復旧が想定以上に進んだことに加え、外需や消費マインドの持ち直しを受けて回復しつつあります。中小企業の景況は、震災後急激に悪化したものの、その後は次第に持ち直しに向けた動きをみせつつあります。しかしながら、内需が依然として力強さを欠いていることに加え、円高の進行や海外経済の先行き不安等から、依然として厳しい状況が続くとみられます。
このような環境のもと、商工中金は、東日本大震災による経済、金融、国民生活への影響を踏まえ、当面の資金繰りに不安を抱える中小企業の皆さまや、災害復旧・復興に取り組む中小企業の皆さまに対し、危機対応業務を中心に、組織をあげてセーフティネット機能の発揮に取り組みました。平成23年5月より取扱いを開始した東日本大震災復興特別貸付については、1万9千件、1兆3百億円の実績となり、これらを合わせた危機対応業務全体の累計実績は、制度開始以降、9万3千件、5兆8千億円を超える規模となりました。こうした中小企業の皆さまの資金繰りや経営の安定化へのサポートを通じて、大震災からの復旧・復興、地域の雇用維持・経済の安定化に大きく貢献することができました。
中小企業の皆さまの企業価値向上に向けては、成長戦略総合支援プログラムを活用する等、全力でサポートしました。同プログラムは当初「3年間で2,000億円の成長マネー供給」という目標を掲げていましたが、平成23年9月末までの約1年2ヵ月間という目標を上回る早い時期に達成することができました。引き続き、成長を目指す中小企業の皆さまのニーズに積極的に対応していくため、目標を「3年間で5,000億円の成長マネー供給」に上方修正したところです。
こうした取り組みの結果、貸出金残高は約300億円の増加となり、収支につきましても、貸出金残高の増加等による資金利益の改善に加え、一層の経営効率化に取り組んだことなどにより、180億円の連結経常利益(単体では169億円)、96億円の連結中間純利益(単体では89億円)を計上するに至りました。この間の株主の皆さまならびにお取引先の皆さまのご支援に厚くお礼申し上げます。
商工中金としましては、求められる機能・役割の大きさを十分認識し、東日本大震災からの復旧・復興に向けてセーフティネット機能の発揮に万全を期すなど、組織をあげて最優先で取り組んでまいります
また、「中小企業金融の円滑化」を目的とした金融機関として、その使命・役割を的確に発揮していくため、さまざまなノウハウやソリューションの提供などを通じ、経営全般にわたってバックアップするなど中小企業の皆さまの企業価値向上に向けた 取り組みを一層強化してまいります。
商工中金といたしましては、求められる機能・役割の大きさを十分認識し、まずもって未曽有の大規模災害の復旧・復興に向けてセーフティネット機能の発揮に万全を期すなど、災害復旧・地域経済復興に取り組む中小企業の皆さまを支えていくことに組織をあげて最優先で取り組んでまいります。
こうした取り組みを一層強化するとともに、一段の経営合理化を図ることなどによって、自らの健全な経営基盤の構築へつなげてまいります。
厳しい環境が続きますが、「中小企業の、中小企業による、中小企業のための金融機関」として、皆さまから信頼され、支持され、これまで以上にお役に立てるよう、役職員一同、全力で努力を続けてまいります。
今後とも格別のご指導とお引き立てを賜わりますようお願い申し上げます。
平成23年12月
株式会社商工組合中央金庫
取締役社長
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