NEWS RELEASE


TheShokoChukinBank


平成18年8月10日
商  工  中  金




独立行政法人産業技術総合研究所と連携し、成長企業に対し、
廃プラの油化プラント取得資金を融資


 商工中金は、株式会社茨城県クリニック・クリーン協会(本社 茨城県水戸市 代表取締役 大高 宣靖氏)に対して、環境に配慮した事業者向け資金として9千万円を融資しました。当社はこの資金を「廃プラスチック(以下廃プラ)の油化プラント」の取得資金の一部に使用します。

 当社は、昭和56年に医療用産業廃棄物処理を目的に創業し、現在は医療用廃棄物の他に産業廃棄物、一般廃棄物の収集運搬等の事業を行っています。

 今回取得する「次世代型廃プラ油化プラント」は中小企業でも導入可能な規模の小型プラント(日量2〜5トン)で、当社と独立行政法人 産業技術総合研究所(つくば西事業所、茨城県つくば市)、有限会社 高分子分解研究所(本社 宮崎県宮崎市 代表取締役 黒木 健氏)により共同開発されたものです。この「次世代型廃プラ油化プラント」の特徴は、従来の小型油化プラントでは資源化できなかった塩ビや夾雑物を含む混合廃プラからA重油やLPGの代替燃料の生産が可能になったことにあります。
 これまで、廃プラの油化リサイクルは、高額の公的な委託費が支払われる容器包装プラスチックを対象にしかも日量20トン以上の大規模油化施設で処理しなければ事業採算が得られないという状況にありました。しかし、当社の導入する新型式の「次世代型廃プラ油化プラント」は公的助成なしで一般・産廃系混合プラスチックを資源化するもので、国内はもとより海外を含め、油化リサイクル事業の初例となります。
 リサイクル困難な混合廃プラの油化リサイクルが茨城県で開始されることで、県内企業は回収された低コスト燃料を利用できるようになります。これにより、地域で発生する廃プラを地元中小企業が石油代替燃料として地域社会に再供給するという地域単位でのリサイクルの輪が全国に広がっていくことが期待されます。




 商工中金は環境に配慮した事業者の取組みを積極的に応援し、全国の中小企業の成長・発展・社会貢献へのサポートに取組んでいきます。



●株式会社茨城県クリニック・クリーン協会の概要
所在地 茨城県水戸市鯉淵町1番地5 資本金 10百万円
代表者 大高 宣靖(オオタカ ノリヤス) 従業員数 28名
業種 廃棄物処理業 創業 昭和56年12月


●本件油化プラントの特長
  本プラント
次世代小型
従来型プラント
タンク式小型 大型
混合廃プラ処理の可否 ×
処理コスト(円/kg) 40〜60 100〜120 〜100
処理能力(トン/日) 3.6 1〜2 20〜
設備 小規模 小規模 大規模