商工中金は、3月23日、トーホー加工株式会社(代表者:川田善朗氏 東京都千代田区三崎町三丁目4番2号)に対し、VOC排出抑制対策を金融面からサポートする全国グラビア協同組合連合会との提携ローン(別添参照)の第1号融資を行いました。
本年4月1日より施行される改正大気汚染防止法では、VOC(揮発性有機化合物)の排出を抑制するため、排出濃度を規制するとともに、規制対象外の事業者にも自主的な取組みが求められています。VOCの排出を抑制する為には、燃焼処理装置等の諸設備の導入が必要となり、事業者には多額の資金負担が発生します。
当該貸付制度は、このような背景から昨年8月に、商工中金とグラビア印刷業を営む事業者で構成される全国グラビア協同組合連合会が提携して創設したものであり、同組合員を対象にVOC排出抑制に必要な設備資金を融資し、環境問題への対応を後押しするものです。
今般同社が導入する設備は、ラミネート機で使用する溶剤から発生するVOCを除去する活性炭素繊維フィルターを用いた溶剤回収装置及びその付帯設備です。本設備により、VOCの排出量を規制値の1/10以下まで低減することが可能となり、さらには、ラミネート機の溶剤を回収後再利用することができるため、資源の有効利用にも寄与することとなります。
同社は、食品や医薬品などの品質と安全を確保するため、従前から水性インキによるグラビア印刷システムや水性接着剤による貼り合わせ(ドライラミネート)システムを導入し、安全性が高く地球環境に優しいパッケージの開発に取組んできました。
今回の同社の設備導入は、企業の社会的責任として、環境保全に積極的な貢献を果たすもので、地球環境を改善し次の世代に残していくという企業理念に沿った取組みです。
商工中金は、こうした事業者の取組みを積極的に支援し、全国の中小企業の成長・発展・社会貢献へのサポートに取組んでいます。
全国グラビア協同組合連合会と提携したVOC排出抑制のための金融商品
平成17年8月、商工中金は、事業者のVOC排出抑制対策への自主的取組みを金融面からサポートするため、VOC排出施設を有するグラビア印刷業を営む事業者で構成される全国グラビア協同組合連合会(以下、「連合会」という。)と提携した金融商品を創設しました。
具体的には、グラビア印刷業界に精通した連合会の所属機関である株式会社全国グラビア分析センターと提携し、VOC排出抑制対策計画の分析評価をもとに融資する提携商品です。
VOCの排出を抑制するためには、燃焼処理装置等の導入が必要になり、事業者にとっては多額の設備投資負担が発生します。この金融商品の創設により、事業者の円滑な環境問題への対応を後押しします。
<全国グラビア協同組合連合会提携商品>
| 項目 |
組合員が行うVOC排出抑制対策に対する貸付制度 |
| 貸出対象者 |
○VOC排出抑制対策に取組む全国グラビア協同組合連合会9単組の組合員 |
| 資金使途 |
○VOC排出抑制対策に必要な設備資金(付帯設備・経費も含む) |
| 貸出期間 |
○7年以内 |
| 据置期間 |
○原則として2年以内。ただし、特に必要と認められる場合は3年以内 |
| 貸付利率 |
○当金庫所定の利率(固定利率) |
| その他 |
○株式会社全国グラビア分析センター(※1)にてVOC排出抑制対策計画の分析評価(※2)を受ける。
| ※1 |
作業環境測定で20年を超える実績がある。法改正に伴い測定だけではなく、グラビア業界のあらゆる環境問題のコンサルティングに対応できる体制を整備した。 |
| ※2 |
VOC排出抑制効果・設備内容の妥当性の検証等を行う。 |
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【参考】
【提携イメージ図】
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