NEWS RELEASE


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平成19年8月30日
商  工  中  金







産業技術総合研究所発ベンチャー企業、モデライズ株式会社へ投資
〜相互協力に関する業務提携後の投資第1号〜


 商工中金は、平成19年8月31日、独立行政法人産業技術総合研究所(以下産総研)からの技術移転ベンチャー企業のモデライズ株式会社に対して、「商中第2号投資事業組合」(※1)を通じて2,997万円を出資します。モデライズ株式会社が事業資金を調達するために実施した第三者割当増資に応じるものです。
 本件は、平成19年4月26日に商工中金と産総研が相互協力に関する業務提携を締結して以降、投資第1号となります。

 モデライズ株式会社は、産総研が研究・開発した技術の中で、新産業の創出に繋がる急成長型ベンチャーとして認定を受け、スタートアップ開発戦略タスクフォース(※2)で2年間のプレマーケティング等を経た技術を実用化するため、平成17年12月に設立されました。「ベイジアンネット」(※3)を活用したビジネス・ソリューションの受託開発・運用やサービス提供を主な事業としています。
 同社のベイジアンネットは、産総研で人の行動履歴や業界特性等をベースにした十年間に及ぶ研究活動を通じて培ったノウハウ等と拡張ベイジアンネット・ソフトウェア「Bayonet」(※4)を用いて、大量のデータをもとに顧客等のモデルを自動構築かつ常時自動更新できることが特長です。多様化する消費者の嗜好を的確に捉え、精度の高い分析・シミュレーションができ、また、インターネットにおける大量の情報を的確に分析・検索できることから、マーケティングを始め、新商品の企画・開発やトラブル診断、問題解決策等の分析・予測サービスとして、様々な業界から注目されています。

 本件は、産総研が技術移転した企業に対し、商工中金が金融面からサポートするという、新しい連携の形を構築できたという点に、大きな意義があります。
 商工中金は、今後も産総研と連携・協調し、技術革新を通じて新事業に挑戦する中小企業を積極的にサポートしていきます。


(※1)「商中第2号投資事業組合」
    商工中金は平成17年2月に、創業間もない企業や、産学官連携、新連携に取り組む中小企業を重点的にサポートするファンドを組成。(組成額20億円、平成19年6月30日現在までの投資実績は、58社1,033百万円。)

(※2)「スタートアップ開発戦略タスクフォース」
ベンチャー開発センターは、産総研内外の先端的な技術シーズを活用した2年以内のベンチャー創業や新事業創出を目指して、「スタートアップ・アドバイザー」と「技術開発チーム」による「スタートアップ開発戦略タスクフォース」を設置し、スタートアップ・アドバイザー主導のもと強力なビジネスモデルを構築するとともに事業化に必要な追加研究開発費等を提供し、集中的に事業化活動を実施しています。

(※3)「ベイジアンネット」
顧客の購買行動のような不確実で絶えず変化し、数式では正確に表せないものを、確率付事由(確率ノード)とそれらの間の依存関係で表現し、確率ネットワークの形でモデル化したもの。

(※4)「Bayonet」
産総研が独自で開発し、モデライズ株式会社に技術移転したソフト。自動学習機能と確率推論機能、モデル構築技法のツール化、実用に耐えうる高速化等が特長です。同社のベイジアンネットを活用すれば、学習機能により、最新のデータを随時モデルに反映することができる為、精度の高いモデルを構築・維持することができます。また、高速でデータを処理できることから、実用レベルのスピードであらゆるサービスを提供できます。