

「中小ものづくり高度化法」第1回目認定先に対して、運転資金融資を実行
〜認定先に対しての青森県初の融資実行〜
〜八戸工業高等専門学校との「産学連携協力推進協定」に基づく初の融資実行〜
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商工中金(八戸支店)は、独自に創設している「ものづくり基盤技術高度化貸付」として、アンデス電気株式会社(本社青森県八戸市 代表取締役安田昭夫氏)に対し、9月29日に研究開発のための運転資金を融資しました。
当社は、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」(中小ものづくり高度化法)に基づき、東北経済産業局より8月10日付で研究開発計画の第1回目認定を受けました。
「中小ものづくり高度化法」に基づく認定先に対する商工中金の融資としては青森県で第1号となります。
また、八戸工業高等専門学校と締結した「産学連携の協力推進に係る協定書」に基づく融資としても第1号になります。
<認定を受けた研究開発計画>
〜低価格かつ高性能な透明導電膜(※)および高効率の酸化チタン(※)薄膜の開発〜
従来の太陽電池には、ITO(インジウムスズ酸化物)が材料として使用されていますが、インジウムは希少金属で、世界的な供給不足にあることから、インジウムに代替する低価格かつ高性能な透明導電膜の開発が求められています。
低コスト型次世代太陽電池である色素増感太陽電池の製造には、低価格かつ高性能な透明導電膜及び高効率な酸化チタン薄膜の開発が必要であり、当社が、今回認定を受けた研究開発を達成することで色素増感太陽電池の低コスト化が実現可能となります。
こうした、色素増感太陽電池の低コスト化への取り組みは、各メーカーから大きな注目を集めており、将来的には窓ガラスやビニールハウス等への透明薄型太陽電池の形成が期待されています。
| 透明導電膜: |
液晶やプラズマなどに使用される電気を通す透明な電極。 |
| 酸化チタン: |
化粧品や食品添加物として使用される物質。光を当てるだけで、菌やウイルス、悪臭物質、ダイオキシンなどの汚染物質などを分解する触媒。 |
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商工中金は、融資制度創設等によりFPD(フラットパネルディスプレイ)産業の活性化を図る青森県の「クリスタルバレイ構想」(別紙2)の応援を行ってきました。
こうした取組みを継続するとともに、「中小ものづくり高度化法」の趣旨を踏まえ、ものづくり基盤技術を有する中小企業の金融・情報面からのサポートを一層推進し、地域経済の活性化を通じて、我が国のものづくり産業の振興に貢献していきます。
●アンデス電気株式会社の概要
| 所在地 |
青森県八戸市桔梗野工業団地1丁目3−1 | 資本金 | 128百万円 |
| 代表者 |
安田 昭夫 | 従業員数 | 1,010名 |
| 業種 |
電子機械部品製造業 | 創業 | 昭和46年6月 |
| 八戸工業高等専門学校のアドバイスを受けながら「中小ものづくり高度化法」の研究開発計画を一層進め、カラーフィルター製造で培った技術を他の分野で生かし、オンリーワン企業をめざしています。 |
●「ものづくり基盤技術高度化支援貸付」の概要
| 項目 |
5年固定貸出 |
10年固定貸出 |
変動貸出
(当初10年固定型) |
| 資金使途 |
「基盤技術の高度化への取組みや事業拡大に必要な設備資金、運転資金」
| (1) |
生産能力増大のための設備投資 | | (2) |
基盤技術の高度化により、新分野進出を図るための設備投資 |
| (3) |
基盤技術の高度化により、その成果物の生産のための設備投資 |
| (4) |
基盤技術の高度化により、新市場への進出や販売能力増大のための設備投資 |
| (5) |
研究開発のための設備投資 |
| (6) |
技術承継のため、例えば、高齢者を受け入れを図るための作業環境改善設備、研修用施設設置などの設備投資 |
| (1) |
基盤技術の高度化に必要な設備を賃借するために必要なリース資金(1年分に限る) |
| (2) |
基盤技術高度化のために、必要となる研究開発費 |
| (3) |
基盤技術高度化成果物の拡販のために必要となる増加運転資金 |
| (4) |
国の戦略的基盤技術高度化支援事業における研究開発委託金交付までのつなぎ資金 |
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| 貸付形式 |
証書貸付、手形貸付(つなぎ資金の場合)など |
| 貸付期間 |
5年以内 |
10年以内 (据置2年以内) |
15年以内 (据置2年以内) |
| 貸付利率 |
所定利率
(5年固定等) |
所定利率
(10年固定) |
当初10年:固定
11年目以降、 5年毎に見直し |
●八戸工業高等専門学校の概要
八戸工業高等専門学校は、青森県初の工学系の国立高等教育機関として昭和38年に八戸市に設置されました。5年一貫のものづくり教育を通じて優秀な実践的技術者を育成し、既に5千人を超える卒業生を社会に輩出しております。地域企業にも多くの人材を送り出し、地域社会の活性化に貢献しております。また、先端的研究や新製品開発に取組み、これまでも県内企業に対し技術支援などを積極的に行ってきました。
今回商工中金の融資第1号となったアンデス電気株式会社とは、共同研究の成果である光触媒技術を活用した空気清浄機の製造など技術提携の成果を挙げており、全国工業高等専門学校の中で唯一ロイヤリティを持つ共有特許権を実施しています。
また、電気情報工学科松橋助教授はクリスタルバレイ構想の共同研究者としてFPD技術の開発研究を進めております。
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●八戸工業高等専門学校と商工中金の「産学連携の協力推進に係る協定書」概要
| 1.連携協力の目的 |
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両者が相互に協力して八戸工業高等専門学校の研究成果等を地域社会に還元すること及び緊密に情報交換を行うことにより地域の産学連携を推進し、もって地域中小企業や地域社会の発展に貢献することを目的とします。 |
| 2.締結日 |
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平成18年8月30日 |
| 3.携協力の内容 |
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(1) |
八戸工業高等専門学校の研究成果等シーズと地域中小企業の技術ニーズとのマッチングのコーディネート |
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(2) |
商工中金取引先企業からの技術相談に関する支援 |
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(3) |
地域中小企業等の技術ニーズに関する情報交換 |
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(4) |
中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律に基く協調支援 他 |
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●クリスタルバレイ構想
| FPD産業の一大集積地の形成を進め、青森県の産業振興、地域経済の活性化と雇用創出を図り、ひいては国内「ものづくり」再生に貢献する産業政策のことで、各種の優遇・支援措置を講じています。 |
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