NEWS RELEASE


TheShokoChukinBank


平成18年10月6日
商  工  中  金






シンコー電気株式会社と長岡技術科学大学との産学連携事業を支援
〜単結晶フェライト生産を金融面からバックアップ〜


 商工中金(長岡支店)は、シンコー電気株式会社(新潟県魚沼市、代表取締役:小林正晴氏)に対し、長岡技術科学大学との共同研究(テーマ「単結晶フェライト」の生産(※1))に必要な運転資金として3千万円を融資しました。

 シンコー電気株式会社は、VTR磁気ヘッドメーカーとしては世界シェア30%の国内トップ企業です。
 当社は、従来、VTR磁気ヘッドの原材料となる「単結晶フェライト」を外部から調達していましたが、長岡技術科学大学、新潟工業技術総合研究所の協力を得て、「単結晶フェライト」の内製化・本格生産を開始し、材料から磁気ヘッドまでの一貫生産体制を構築しました。
 「単結晶フェライト」を生産するのは、国内では当社のみになる事が想定されており、今後一層のシェア拡大が期待されます。

 なお、長岡技術科学大学商工中金は、平成18年6月28日に、産学連携の推進による地域社会への貢献を目的として「産学連携の協力推進に係る協定書」(※2)を締結しました。
 本件は、同協定に基づき商工中金が大学と民間企業との共同研究事業をバックアップした新潟県では第1号融資となります。


(※1)「単結晶フェライト生産」概要
 「単結晶フェライト」は、VTR磁気ヘッドとデジタル・ビデオ・カメラ(DVC)用磁気ヘッドに使用されます。
 「単結晶フェライト」は、鉄、亜鉛、マンガンから作ります。育成方法としては、まず、ペレット状の塊にし、るつぼ状の容器を使用して摂氏1700度の高温で熱し、単結晶の塊(インゴット)にします。これを、磁気ヘッドに加工します。育成期間が長く生産性が低いことが難点ですが、長岡技術科学大学の協力のもとで、単結晶フェライトの特性評価や成分分析が繰り返され、徐々に改善されています。

 

(※2)長岡技術科学大学と商工中金の「産学連携協力に関する協定」
1.締結の趣旨
   新潟県内の中小企業等の技術力向上及び新製品開発を支援し、優れた研究成果の創出と地域経済の活性化を図るため、相互に協力することを目的とする。
2.連携の主な内容
  (1) 商工中金長岡支店は、技術相談窓口を設け、中小企業等からの技術相談を長岡技術科学大学に取り次ぎを行う。
  (2) 長岡技術科学大学は、技術相談について、評価、アドバイスを行う。(技術相談は無償。ただし、共同研究、受託研究の場合は個別契約となる。)
また、商工中金長岡支店からの依頼により、技術相談に係る評価を専門的な観点から客観的に評価し、評価結果を商工中金長岡支店に報告する。
3.協定によるメリット
  (1) 県内中小企業者等は、技術相談窓口が広がることにより、自身が抱える「技術ニーズ」と大学のもつ「技術シーズ」とのマッチングができ、新製品開発のスピードアップや技術力の向上が図れる。
  (2) 長岡科学技術大学は、技術相談を通じて産業界のニーズを幅広く知ることができる。また、学内に蓄積されている知的財産等を産業界や社会に還元し、地域貢献に寄与できる。
  (3) 商工中金は、中小企業等の新技術・新製品創出に係る、融資相談における技術評価に関する判断材料を得ることができる。