NEWS RELEASE


TheShokoChukinBank


平成18年10月31日
商  工  中  金







戦略的基盤技術高度化支援事業採択先に対し運転資金を融資
〜同事業採択先への貸付 商工中金第1号案件〜


 商工中金(広島支店)は、コトブキ技研工業株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:奥原 武範氏)に対し、研究開発のための運転資金を融資しました。
 当社は、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」(中小ものづくり高度化法)に基づき、中国経済産業局より平成18年8月10日付で研究開発計画の認定を受けております。
 また、当社は、経済産業省等が実施しているものづくり中小企業の研究開発支援である「戦略的基盤技術高度化支援事業()」の採択先であり、商工中金が同制度の採択先に対して、研究開発内容を評価して、必要資金を融資するのは、本件が第1号となります。

<認定を受けた研究開発計画>
「革新的鋳鋼製造技術の開発とその実証」
〜造船部品を鋳造により短時間、低コストで製造する技術〜
造船業界では、鋼板を加工している複雑な曲面部材について、鋳造品へのニーズが高まっています。
従来の工法は、高度な熟練技能者による職人的作業であり、熟練技能者の後継者不足、作業工数及び加工精度が問題となっています。
従来の工法では複雑な形状の大型鋳造は困難であったが、本件研究により3次元CAD・CAMデータを直接フルモールド(*)模型製造に活用でき、大型鋳造製品の製造が可能となります。
大型鋳造製品の一体形成が鋳造法で行えると、現在実施している小型部品の溶接作業が省略され、工数低減、納期短縮がといったことが実現されます。
また、データで管理できることから、後継者不足といった技術伝承の課題も克服できます。

*フルモールド法: 発砲ポリエチレン(以下PS)にて最終鋳物形状となる模型を制作し、それを用いて鋳枠内に砂型を造り込む工法で、PS模型を砂型内に残したまま、溶鋼を流し込み、鋳型内で消失させるため、複雑な造型工程作業を簡素化できます。

 商工中金は、「中小ものづくり高度化法」の趣旨を踏まえ、ものづくり基盤技術を有する中小企業の金融・情報面からのサポートを一層推進し、地域経済の活性化を通じて、我が国のものづくり産業の振興に貢献していきます。



※「戦略的基盤技術高度化支援事業」
 「中小ものづくり高度化法」の認定を受けた中小企業が、法律に基づく「技術別指針」に沿って行う研究開発プロジェクトに対し、経済産業省や中小企業基盤整備機構が委託費として支援します。本年度予算として経済産業省は64億円を計上しています。


●コトブキ技研工業株式会社の概要
所在地 東京都新宿区新宿1丁目8番1号
(広事業所:広島県呉市広白岳1丁目2番2号)
資本金 100百万円
代表者 奥原 武範 従業員数 110名
業種 建設機械・鉱山機械製造業 創業 昭和54年5月
日刊工業新聞社、りそな中小企業振興財団共催の「中小企業優秀新技術・新製品賞」を受賞。
平成15年:第15回奨励賞 乾式製砂プラント「V7製砂システム」
(天然砂に優る高品質砕砂の生産可能)