NEWS RELEASE


TheShokoChukinBank


平成20年2月21日
商  工  中  金







ゼロエミッションとリサイクルを兼ね備えた廃棄物処理システムの開発をサポート
商工中金が株式会社エスパークに対して試作品開発資金等を融資


 商工中金(東京支店)は、株式会社エスパーク(本社:東京都千代田区、代表者:生田哲彦氏)に対し、試作品の開発に関する運転資金を融資しました。

 株式会社エスパークは、下水汚泥、家畜糞尿等の有機廃棄物を超臨界水酸化反応(※)を利用して処理・再資源化する装置の実用化を実現しました。
 装置の名称は“フォーナイン・システム”といい、インテリジェンス開発設計事務所(さいたま市、金井 博行代表)、株式会社ジー・ピー・イー(さいたま市、町田 忠男社長)、株式会社八興製作所(栃木市、江里口 末隆社長)とが連携してこの装置を開発しました。
 装置はすでに栃木県高根沢町の下水処理施設で試験運転を開始し、一定の成果を上げています。“フォーナイン・システム”を現行のプラントに併設することで、これまで産業廃棄物として処理事業者に引き取ってもらっていた活性汚泥を、施設内で完全に処理できるようになりました。
 平成17年、株式会社エスパークは、この“フォーナイン・システム”の開発、生産、販売について、東京都から経営革新計画の承認を受けています。

 “フォーナイン・システム”は、有機廃棄物を水と二酸化炭素とに分解処理が可能であり、分解処理後の生成水は水洗トイレ等や植栽草木への撒水へ再利用でき、二酸化炭素はハウス野菜の栽培等への転用ができるといった特徴があります。また、廃棄物を処理する際に発生する熱を利用し、運転維持に必要なエネルギーをまかなうといった省エネにも対応しています。
 “フォーナイン・システム”は、自治体の下水処理施設の他に、残さ処理に悩む食品・飲料品製造業界、粕処理に悩む焼酎や豆腐業界、家畜糞尿処理が課題の畜産業界等への応用が期待されています。

 商工中金は、環境に配慮した事業者の取組みを積極的に応援し、全国の中小企業の成長・発展・社会貢献へのサポートに取り組んでいきます。


◆株式会社エスパークの概要
所在地 東京都千代田区四番町8-3-502 資本金 3,000万円
代表者 生田 哲彦 創業 昭和48年4月
業種 有機廃棄物処理装置販売
婦人服企画・製造・販売
従業員数 12名(平成20年1月現在)

(※)超臨界水酸化反応
 水の温度・圧力を臨界点(374℃、22Mpa(メガパスカル))まであげると、水でも蒸気でもない均一な流体となります。それをさらに超えた高温高圧域の状態を超臨界水といい、この水による反応を超臨界水酸化反応といいます。この超臨界水酸化反応とは、高温高圧の水中でものを燃やす反応のことで、ほとんどの有機物は、超臨界水酸化反応によって短時間でほぼ100%完全に分解し、水と二酸化炭素を生成します。

◆フォーナイン・システムのユニットフロー