

オンリーワンの「染色整理仕上機械」を担保として融資枠設定
〜商工中金と南都銀行がABL協調融資枠設定〜 |
商工中金(和歌山支店)と南都銀行は、協調して株式会社山東鉄工所(本社:和歌山市、河井恒治社長)と「動産譲渡登記制度(*)」を活用した「シンジケートローン型アセット・ベースト・レンティング」(ABL)契約を締結しました。
商工中金と南都銀行によるABL協調融資枠設定は和歌山県内の企業では初めての取り組みとなります。
商工中金と南都銀行は今後とも、こうした取り組みにより、多様化するお取引先様の資金調達ニーズに積極的に対応し、地域経済の発展に貢献していきます。
株式会社山東鉄工所は、事業の流れに着目したABLのスキームを導入することにより、従来は利用されることのなかった原材料、商品そして売掛金などを一括で資金調達に活用できることになりました。その結果、受注から納品まで数ヶ月を要する海外向け大型機械の製造期間中の資金繰りを安定化させることが可能となりました。
当社は、染色整理仕上機械で大河内賞(※)を過去に受賞するなど技術力の高さではオンリーワン企業の評価を受けています。
本件ABLは、繊維業界の構造的な不況のもと、現在能動的に事業再生に取り組んでいる企業に対して、その資金繰り安定化のため利用するもので、経済産業省の進める「新経済成長戦略」におけるモデル事業に認定されています。
1.ABLとは
「事業のライフサイクル」(在庫が販売され売掛金となり、売掛金が回収される過程)に着目し、在庫・売掛金を一体として担保取得し、一定の融資枠を設定するもので、過度に不動産担保や個人保証等に依存しない新たな資金調達手段として注目されています。
2.「株式会社山東鉄工所様向けABL契約」の概要
| 形式 |
:シンジケート特約付コミットメントライン |
| 借入人 |
:株式会社山東鉄工所 |
| アレンジャー |
:商工中金・南都銀行 |
| エージェント |
:商工中金 |
| 貸付極度額 |
:300百万円(商工中金120百万円、南都銀行180百万円) |
| 期間 |
:1年 |
| 資金使途 |
:運転資金 |
| 契約日 |
:平成18年11月2日 |
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1.ABLスキーム図

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*動産譲渡登記制度とは |
| | 不動産・指名債権の譲渡登記制度に続き、平成17年10月からスタートした制度です。 |
| | 動産(原材料・在庫等)の譲渡(担保差入)を登記することで当該譲渡の第三者対抗要件具備が可能となりました。 |
2.株式会社山東鉄工所様 概要
| 会社名 |
:株式会社山東鉄工所 |
| 代表取締役 |
:河井恒治 |
| 本社所在地 |
:和歌山県和歌山市宇須4−4−5 |
| 創業 |
:大正9年 |
| 資本金 |
:10百万円 |
| 売上高 |
:1,196百万円(平成18年4月期) |
| 主な事業内容 |
:染色整理仕上機械の開発設計、製造、販売 |
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(※)大河内賞
財団法人大河内記念会が、大河内正敏博士の学会、産業界に残された功績を記念し、博士の意思となった「生産のための科学技術の振興」を目的として、贈賞を実施している賞。 |
*2 「新経済成長戦略におけるモデル事業」とは・・・
以下の4つの条件を満たした事例のうち、『新経済成長戦略』の考え方に最も沿うものを数例、
認定する事業です。その事例を公表することにより、社会的認知度を高める一方で、有識者による調査・研究を行い、
ABL全般の有効性の向上を目指します。
| 条件:
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(1)債務者区分、業界、担保の客体、管理手法などにおいて先進的であり、普及可能性の高い事例であること。 |
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(2)民間の自主的な取り組みであること。 |
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(3)社会的意義が高く、経済全体への波及効果が高いこと。 |
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(4)地域活性化に資すること。 |
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(本件取組みのスキーム図)
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