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丹後織物工業組合

創業300年を迎える「丹後ちりめん」 日本の服飾産業を支える組合直営工場における付加価値加工

織り上がったちりめんの、セリシン(たんぱく質の1種)や汚れを洗い落とす精練。この作業 により糸が収縮して独特の風合いが生まれる
丹後織物工業組合の直営工場

創業300年を迎える「丹後ちりめん」

 京都府北部、日本海に面する丹後地方は、絹織物産地として1300年もの長い歴史と伝統があります。ここで1720年に誕生した「丹後ちりめん」は、日本国内の約3分の1の絹糸を消費し、友禅染にも用いられるなど、国内の和装地流通の約3分の2を生産しており、日本の和装文化を支えています。
 現在では和装から服地、インテリア素材に至るまで「織物の総合産地」として、国内外のマーケットへ向け、さまざまな挑戦を続けています。
 この織物産地を支えるのは、長年培われた職人の「織り」の技術や高い加工技術、そして経験です。丹後織物工業組合の直営工場では、絹織物の精練・染色加工から、絹織物の欠点である〝スレ〞を防止する「ハイパーガード加工」、黄変防止・防シワ・漂白・超撥水加工などの後加工、原料である絹糸の糸練り、糸染め、防染・増染加工、セリシン定着・ノンフィル加工(シルクの欠点である毛羽立ちを糸の段階で防止する)などの高付加価値加工により、市場のニーズに対応した加工技術で服飾文化に貢献しています。

丹後織物工業組合 加工場

京都府京丹後市大宮町河辺3188

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