サポート事例

環境に配慮した大阪府のドラム缶再生業者を、資本的劣後ローン(期間10年期限一括償還型)によりサポート!

山本容器株式会社
代表取締役社長 山本 修嗣 様

山本容器株式会社(本社:大阪府大阪市城東区)は、ドラム缶の販売や使用済みドラム缶のリユースを行う事業者です。鉄ドラム缶の洗浄処理に加え、洗浄不可能なドラム缶の焼却処理まで一貫して対応でき、化学工業が盛んな大阪エリアになくてはならない企業です。同社が取り扱う200Lドラム缶は、人が特別な機械や道具を使わずに取り扱うことができる最大規模の容器、かつ世界でほぼ同一の仕様となっていることから、輸送や保管に加え、リユースやリサイクルにおいても業界標準が確立されています。

「限りある資源を大切に」戦後より一貫してドラム缶のリユースに携わる

山本容器株式会社は、包装材料商として1921年に創業し、戦後より一貫してドラム缶のリユースに携わってきました。ドラム缶の再生方法には、洗浄処理によるものと洗浄できないものを焼却する焼却処理があり、同社は両方の設備を備える日本でも数少ない企業の1社です。また、ポリエチレン製の内容器(ライナー)を挿入した200L再生ケミドラム缶の製造では全国トップのシェアを誇り、他社ではリユースできないドラム缶の処理を請け負うなど、多くの取引先から厚い信頼を勝ち得ています。

リーマンショック、過去の窮境に立ち向かう

同社は、時代の変化に合わせ環境対策設備の導入や工場の増設など、多くの設備投資を実施してきました。その後、リーマンショックなどの大規模な経済不況が発生し、一時的に受注が落ち込み、苦境に陥ることもありましたが、様々な経営改革を全社一丸となって実施してきました。

課題やニーズを共有する「Value Upレポート」を提出

商工中金は、高い技術力で事業に専念する同社を、1970年の取引開始以来、サポートし続けてきました。今回、同社と現状の課題を共有するため、工場見学や関係者等へのヒアリングを実施のうえ、「Value Upレポート(通称Vレポート)」にまとめました。その結果、同社の生産能力は限界に達しており、更なる飛躍に向けた設備投資や従業員のための福利厚生施設の必要性などが明確になりました。商工中金は、同社の了解のもと、Vレポートを取引のある地域金融機関とも共有し、同社を協調でサポートするための態勢を整えました。

10年期限一括償還型の資本的劣後ローン1億2千万円を実施し、財務体質を強化

また、商工中金は、地域金融機関と協調して、生産設備の増強に必要な資金を融資するとともに、資本増強のため、10年期限一括償還型の資本的劣後ローンの導入を提案し、実施しました。本件は、生産設備の増強に合わせ、自己資本比率の向上など財務体質の強化と、期限一括型の償還とすることによる資金繰りの安定といった効果を狙ったものです。これにより、今後、一層柔軟な経営展開を図っていくことができます。
商工中金は、今後も財務面での支援はもちろんのこと、全国ネットワークを活用した仕入れ先の紹介など、継続的に本業支援もサポートしていきます。

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