社長ご挨拶

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株式会社商工組合中央金庫 取締役社長 関根 正裕

ご挨拶

お客さまと真摯に向き合い、変化につよい社会を実現していきます

 コロナ禍を経て、経済は緩やかな回復を取り戻しましたが、多くの企業が産業構造の変化に直面しました。商工中金のお客さまである中小企業も、原材料・エネルギー価格の高騰や、人手不足、運輸・建設業界等のいわゆる「2024年問題」、DX、GX等の対応すべき多くの課題を抱えています。商工中金は、「企業の未来を支えていく。日本を変化につよくする。」というPURPOSEのもと、お客さまの経営課題解決をお手伝いし、変化につよい社会を実現するべく当金庫自身の変革を進めています。

 最大の経営資源である人財の育成やDXプロジェクトは、ビジネスモデルを支える先行投資としてしっかりと進めていきます。また、今春には本部組織を抜本的に見直し、意思決定のスピードアップやお客さまへのきめ細かな対応ができる体制としました。加えて、民営化後の業務範囲拡大も視野に、経営環境の変化にスピーディーに対応できるガバナンスの強化にも取り組んでいます。

 今期が最終年度である中期経営計画の着実な実行を通じて、「お客さまの企業価値向上へのサポートが、自ずと商工中金の収益にも繋がる」ビジネスモデルを発展させてきました。これからも「中小企業による中小企業のための金融機関」として、お客さまと真摯に向き合い、自らの変革を継続してまいります。