INTERVIEW ~職員の思い~

誰よりもお客さまを知り、
お客さまの味方であるからこそできる

垣沼 陽次郎

経営企画部 未来デザイン室
2011年入社

多彩なソリューションから、お客さまに最適なものを

私は入社以来、200社以上のお客さまを担当する中で、お客さまにあったさまざまなソリューションを提供してきました。お客さま一社一社のビジネスや置かれている状況はもちろん異なりますし、また、経済や社会も目まぐるしいスピードで変化・多様化しています。お客さまに深く入りこみ、その会社の歴史、商流、経営者のビジョン等を深く理解することで、お客さまに合ったベストなソリューションを最適なタイミングで提供することができます。

脈々と引き継がれる現場主義のDNA

私は以前、老舗パン屋を営むお客さまを担当していました。工場視察やヒアリングを重ねて経営分析レポートを作成するとともに、ご子息への事業承継に向け外部機関と連携しながら後継者の育成をサポートしました。この取組みが、地域で愛される「味」を未来に引き継ぐことにつながると思うと、身が引き締まる思いがしました。


さまざまなお客さまとお話しする中で、昔、商工中金に助けられたという話をよく伺います。それは、歴代の営業窓口がお客さまに真摯に向き合ってきた結果であり、今もなお、商工中金に期待を寄せるお客さまが多数いらっしゃるということ。徹底的にお客さまと向き合う姿勢こそが80年以上受け継がれてきた商工中金のDNAなのかもしれません。お客さまの事業の発展に思いを馳せ、お客さまと一緒になって確かな絵を描いていくことができるのは、AIやシステムではなく、いつの時代も「人」なのだと思います。

これからも「中小企業のための金融機関」として

私は、2018年に、「第1回 商工中金ビジネスコンテスト」に参加しました。全国から集まった60名の職員が10チームに分かれ、半年かけて商工中金の10年後の新たなビジネスプランを練り上げ、役員や外部コンサルなどに発表するものです。
違う職場で働く仲間との議論を通じて、中小企業支援にかける商工中金の職員の強い意志と、これまで80年間で築き上げてきた商工中金のノウハウや大切な顧客基盤など“無形の資産”にも改めて気づくことができました。

私は2020年春から、新設された未来デザイン室に所属し、「商工中金のこれから」を考えています。“強い意志”と“他にはない無形の資産”を掛け合わせること、そして現場主義のDNAを引き継ぎ発展させていくことで、日々速いスピードで変化する外部環境の中でも変わることのない「中小企業のための金融機関」という商工中金の使命を守り続けようと思っています。

「中小企業のための金融機関」
という商工中金の使命を守り続ける