トップメッセージ
代表取締役社長 関根 正裕
商工中金は、「企業の未来を支えていく。日本を変化につよくする。」をPURPOSEとして掲げ、日本経済の根幹をなす中小企業の皆さまのパートナーとして日々挑戦をつづけています。
このPURPOSEの実現にあたっては、役職員とそのご家族の心身の健康が何より大切です。
一人ひとりがその能力を最大限に発揮できるよう、商工中金としての健康経営宣言を制定し、役職員およびそのご家族が健康保持・増進を図るべく、健康経営を推進していきます。
健康経営・Well-being
健康経営宣言
商工中金は、PURPOSE である「企業の未来を支えていく。日本を変化につよくする。」の実現にあたって、最も大切な経営資本である役職員とその家族の心身の健康こそが重要であると考え、役職員一人ひとりの健康意識の向上、心身の健康増進、働きやすい職場づくりに取り組みます。また、お客さまとともに創出する共通価値を通じて、健康で活力ある地域の発展に貢献します。
健康経営推進体制
代表取締役社長を健康経営最高責任者、DE&I 推進部担当役員を健康経営推進責任者とし、DE&I 推進部・キャリアサポート部・健康管理センター・産業医・健康保険組合・従業員組合が一体となった推進体制を構築し、各拠点に配置する健康経営推進担当者とも連携して健康経営を推進しています。
また、健康経営推進責任者を議長に半期に１度、健康経営推進会議を開催し、従業員・従業員の家族の健康に関する重要な議題の検討・効果検証等を行っています。
戦略マップ
商工中金は、健康指標等から顕在化した従業員の健康課題について、4つのカテゴリーに整理して投資を行い、課題解決に向けてPDCAをまわしています。
商工中金では、健康経営を、知的資本・人的資本の充実にかかる「成長の源泉」として、取組みを進めています。詳細は、「人財版価値創造モデル」をご確認ください。
人財版価値創造モデル
商工中金の「人財版価値創造モデル」は、社員一人ひとりの成長を循環的に描いたバランスシート型のモデルです。社内環境を土台に、想いや価値観を源泉としてキャリアサポートを重ね、スキルとして成果が実り、次の成長につながる流れを示しています。
健康経営推進に向けた主な取り組み
カテゴリーごとに、下記のような取組みを実施しています。実施効果は、健康経営推進会議等で共有・分析しています。
健康の維持・増進
健康診断等の充実
- ・健診予約システム、健診結果管理システムの導入により、受診者本人の予約負担軽減および、異動等に伴う受診機関の変更があっても経年で結果を管理できるようサポートしています。
- ・カフェテリアプランによる人間ドック費用補助等を行い、従業員のみならずそのご家族の受診も推進しています。
食生活サポート
- ・カフェテリアプランによる朝食 昼食（健康食）の費用補助を行っています。
働きやすい職場環境の整備
メンタルヘルス対策
新任マネジメント研修
- ・部下の心の問題の予兆に早い段階から気づいて対処できるよう、毎年継続して研修・教育を行っています。
1on1の拡充
- ・月に1度、1on1ミーティングを実施しています。対話のテーマの1つとして「健康に関する対話」を明示し、メンタル不調の予見率を向上させ未然防止に努めています。
また、1on1に対する評価は、健康経営の取組み状況に関する指標のうち、(5).組織全体の風土にかかる状況でも確認しています。
データの活用
- ・四半期に1度、従業員の心の健康状態を測るショートサーベイを実施しています。回答結果は上司には公開されない仕組みとして心理的安全性を確保しながら、メンタルヘルスの未然防止に努めています。毎年実施しているストレスチェックとのクロスデータ分析等により、原因分析・フォローアップを強化しています。
相談窓口の設置
- ・健康管理センター内の相談窓口のほか、従業員およびその家族が無料で外部カウンセラーに相談できる窓口を設置しています。
喫煙リスク者の低減
- ・カフェテリアプランによる禁煙支援費用補助や禁煙達成者への健康ポイント付与等を行い、禁煙に向けたサポートを行っています。
- ・また、受動喫煙防止のために、法に基づいた必要な措置を講じています。
適正な労務環境整備
働き方改革
新人事制度「NEXT PLAN」を中心に
働き方改革を推進しています。
- ・休暇制度の拡充（ユニバーサル休暇・パーパス休暇の新設、慰労休暇の拡大）や、テレワーク制度、時差出勤、短時間勤務、週休３日制等の利用要件緩和により、ワークライフバランスに合わせた働き方へのニーズ対応を行っています。
- ・リフレッシュウィークを年2回、全社的に設け、その間に定時退社をした従業員には、時短健康ポイント(詳細は後述)を付与しています。
- ・2025年度は、従来の働き方改革をさらに進化させる取組みとしてパーソルテンプスタッフ株式会社と連携して「YOHAKUプロジェクト」を実施しました。本プロジェクトには1,000名以上の社員が参加し、業務の生産性向上に取り組むとともに、そのノウハウを社内で共有する仕組みを構築しています。これにより残業時間の削減を行い、プライベートとの両立や能力開発に必要な「余白」時間を創出しています。
余白の創出によりできること
- 余白時間創出による、能力開発（業務スキル・ヒューマンスキル向上）に向けた時間の確保。
- 仕事と家庭の両立問題に左右されずに、誰もがキャリアアップを目指せる組織・風土の構築。
- パーパスを実現するための、社会課題に触れる時間や社外人脈形成に必要な時間の確保。
健康リテラシー向上、生活習慣改善
システムの活用
健康アプリの導入及び健康ポイントの新設
- ・健康アプリを導入し、利用者自身が毎日の食事や運動を管理することで、健康意識向上につながるようサポートしています。
- ・健康ポイントは、健康アプリの活用や、後述するウォーキングイベント参加によりためることができ、福利厚生として、健康アプリ内で物品交換を行うことができます。
エンゲージメント調査の実施による現状分析
- ・商工中金では、毎年エンゲージメント調査を実施しています。従業員による職場推奨度が高まるほど、顧客志向度や顧客要望理解度が高まることが分かっているため、約150拠点それぞれのレポートを作成し、従業員エンゲージメントの向上を重視しています。
- ・eNPSsmには、人間関係や業務繁忙に起因するストレスが起因していることが明らかになっています。「働き方改革」や、「組織風土の醸成」により対応を行っています。
- ・また、健康風土に関する設問を織り込み、健康経営の取組みにかかる進捗度合いを確認しています。
各種研修・健康イベント
組織風土の醸成
- ・社長ブログで、健康経営方針や自身のウォーキングの状況について発信を行うなど、トップ自ら健康風土の醸成に取り組んでいます。
- ・各職場で早帰り宣言などを実施し、帰りやすい雰囲気の醸成を行っています。
- ・職場内コミュニケーションの向上のため、会議費補助のほか、2022年度より毎年、お互いの価値観などを知る「パーパスワークショップ」を開催しています。
- ・また、Web社内報では、役職員に編集権限を付与し、各拠点から自由に投稿できる仕組みをつくっています。役職や所属など関係なくコミュニケーションが発生し、風通しのよい組織づくりに貢献しています。
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Web社内報
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退社時刻宣言カード
研修・イベントの実施
- ・e ラーニングや健康アプリ等に多様な健康関連コンテンツを常設し、従業員自らが健康に関する情報を収集しやすいよう努めています。
- ・健康セミナーを実施し、女性のライフステージごとの健康課題や健診の重要性をはじめとして、ヘルスリテラシーの向上を図っています。2025年度は、「ダイバーシティWEEK」と称して、1週間毎日DE&Iにかかるセミナーを開催、ヘルスリテラシー研修では、これまであまり触れられてこなかった男性の更年期についても取り扱いました。
- ・2025年度は、お取引先と連携し、対象を未婚・既婚問わず、希望者に対しブライダルチェックを実施しました。
- ・お酒の正しい知識をもち、アルコールに関する問題の未然防止のため、適性飲酒研修を導入しました。
- ・仲間と楽しく健康意識を増進できるよう、ウォーキングイベントを開催しています。チーム部門では、参加要件として社内報への写真アップを設定し、社内全体で盛り上がる工夫を行いました。
- ・本来、公共交通機関を利用する通勤経路の一部・または全部において、健康のために徒歩又は自転車で通勤する場合、「エコポイント」として、カフェテリアプランで利用できるポイントを付与しています。
ウォーキングイベント中小企業の従業員の皆さまのWell-beingに向けた取組み
幸せデザインサーベイ
商工中金は、個人の生産性や創造性と密接な関係がある「従業員の幸せ」に着目し、中小企業が取り組みやすい仕組みで、従業員の幸福度を可視化する「幸せデザインサーベイ」を提供しています。これまで累計で約1,000社、約7万人に提供してきました。本サービスは、「ウェルビーイング・アワード2024」モノ・サービス部門でGOLDを受賞しました。Well-beingの考え方を中小企業に広めている点や、中小企業とその従業員に対して双方の幸せを結びつける気付きを与えた点を評価いただきました。
おで×リハ（おでかけリハビリ）事業のサポート
一般社団法人おでかけリハビリ推進協議会様が取組む、高齢者の健康増進と商業活性化の両立に向けた「おでかけリハビリ事業」の事業拡大のため、計画策定支援や受入施設、連携先の紹介により全国展開をサポートしています。
健康経営の取組み状況に関する指標
健康経営「戦略マップ」に沿い、健康投資結果として（1）KGI （2）KPI （3）意識変容・行動変容指標 （4）健康投資施策等の取組状況指標で評価します。
また、投資結果を支える土台として、（5）組織全体の風土にかかる状況の定点観測結果を記載しています。
健康経営に関する外部からの評価
当金庫の健康経営に関する外部からの評価の最新情報をご紹介します。