輝く地域の中小企業

和食ファミリーレストランを軸に
多数の飲食店業態で躍進

株式会社フードプラス・ホールディングス

“和食を極めれば健康が見えてくる”

九州を中心に西日本に数多くの飲食店業態を展開

グループ会社で20を超える業態を運営し、立地条件に最適な業態を展開できるのが強み。他は各業態の店舗看板

店の入り口に、円筒形の水槽があり、魚が元気に泳いでいる。生きの良い魚を用意していることをアピールする、割烹などでよくある演出だ。しかし、ここの水槽を泳ぐのはイワシ。大衆魚の代表ともいえる魚で、大衆に寄り添った価格帯の居酒屋「雑魚屋」に置かれている。

グループの中核業態、レストラン「庄屋」の武雄店

この店をチェーン展開するのが株式会社庄屋フードシステム(長崎県佐世保市、大島寅彦社長)だ。レストラン「庄屋」を中心に、雑魚屋など和食系の業態の飲食店(全て直営)を、九州を中心として西日本に展開・運営する。2016年に、洋食系業態のチェーン店を運営する株式会社ハルフードシステムのほか、ホテル、給食などのグループ会社とともに、持株会社株式会社フードプラス・ホールディングス傘下に再編され、20以上の業態で約140店舗展開している。
同社は1971(昭和46)年、中村信機会長の兄・春光氏が始めたうどん屋「庄屋」に始まる。やがてファミリーレストランや居酒屋など、和洋の店舗を展開するようになり、そのうち和食部門を92(平成4)年に中村会長が引き継ぎ、株式会社庄屋フードシステムを設立。レストラン「庄屋」を九州一円に展開していった。

五島列島の海の幸を生かし地域貢献にも取り組む

「雑魚屋」では、できるだけ早く新鮮な魚をお客様に届けるため、荷台が水槽になった専用の活魚運搬車を3台保有している。養殖ハーブさばの生産業者と提携して3日に1回のペースで水揚げし、生け簀から直接車の水槽に移す

長崎県の沖合の五島列島付近は、暖流の対馬海流と寒流のリマン海流とがぶつかり、さまざまな魚が獲れる日本有数の漁場となっている。この地元の海の幸を生かす業態として2002年に生まれたのが、居酒屋「雑魚屋」だ。同店では、活魚は全て地元産を使っている。そのため、魚市場の買参権を取得して長崎漁港の近隣に活魚センターを設置。鮮魚を漁業者から安価で直接購入できる産直体制を構築し、魚を生きたまま運ぶための専用車も用意した。

パートのトレーニング。接客、調理場に分けて、職位に応じたマニュアルが用意されており、パート従業員でも徹底指導する

「和食は、大手ファミレスのようなセントラルキッチン方式では難しい。刺し身や天ぷらは、現場で調理するしかない。そのため、従業員のレベルに応じた詳細なマニュアルを用意して、人材教育に力を入れている。これが、当社の大きな強みとなっている」と中村会長は語る。
さらに社内報「ホスピタリティ新聞」を毎月刊行し、優良事例はもちろん、苦情の事例なども全社で共有し、接客、モチベーションの向上を図っている。同時に調理師を目指す学生への奨学金制度も設けている。
また、長崎国際大学の運営する「子ども食堂」に、食材や調理人等を提供するなど、地元長崎への地域貢献も進めている。

“おいしさと豊かさの未来へ”

海外進出やFC展開など将来の戦略を語る中村会長

「今後、よい提携先があれば四国、さらには日本全国にFC展開を進めていきたい。また、国内市場は縮小していくので、東南アジアなど海外展開も視野に入れていきたい。和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的に注目が高まっているので、和食のノウハウを持つ当社には大きなチャンスがあると思う」と、中村会長の将来への夢は大きく広がる。

企業データ

  • 本社:長崎県佐世保市卸本町16-2
  • HP:http://www.foodplus-hldgs.com/
  • TEL:0956-34-8811
  • FAX:0956-31-3424
  • 創立:1971(昭和46)年9月
  • 資本金:5000万円

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