輝く地域の中小企業
最新鋭印刷機と
培ったデザイン力で
印刷、広告、WEB分野で強み
東京印刷株式会社

紙の印刷はなくならない
最新鋭の印刷設備を擁し地方紙の宣伝媒体を主軸に

創業以来大事にしてきたデザイン力と県内唯一という最新鋭輪転機で、強みを発揮する東京印刷㈱(鳥取県米子市、杉原秀一郎社長)。同社は現社長の祖父、誠一郎氏が1956年に創業した。
いつか東京圏にも進出したいとの思いと"米子にある「東京印刷」"はインパクトがあるとの発想から、社名を決めたという。
近年、全国では新聞の発行部数が毎年100万単位で減少しているが、鳥取・島根両県では、地元紙が発信する情報の影響力は他県より高いと言われる。地元紙はシェア7割に迫り、折り込みチラシ効果の期待も高い。そのためチラシ印刷ニーズは旺盛で、同社事業の柱の一つとなっている。数年前にはチラシ印刷用最新鋭輪転機を導入。生産ラインを統一し、効率は一気に向上した。また生産能力も増強され、同業他社からの受注も可能となった。
ネット構築、HP制作事業もデザイン力で推進

もう一つの事業の柱である、会社案内や看板などに係る提案、企画、制作などの広告業務では、高いデザイン力が強みだ。社員の実に3分の1をデザイナーが占める。
例えば、名刺作成ひとつとっても、"お客様同士の一期一会の出会いを彩る最大のパンフレット"と考え、印象に残るよう思いを込めてデザインしているという。
「デザイナーには顧客の現場を訪問し生の声を聴くよう言っている。地道に丁寧に顧客の声を聴くこと、積極的に行動を起こしていくことが、顧客に喜ばれるデザイン制作の基本だ」と杉原社長は強調する。
また、コンピューターサイエンスを専攻していた社長の発想で、「お客様のお役立ち係」として顧客企業のネットワーク構築・整備、HP制作事業等のWEB関連部門を新たに展開。次の事業の柱として拡大を図ってきた。特にHP制作では同社のデザイン力がここでも強みとなり、差別化が図られているという。
「音楽熟成」でひらめき
社会貢献、新たな挑戦
"ここ一番"で頼られる企業に

現会長の発案で、社内でクラシック音楽(モーツァルト)をBGMとして流す「音楽熟成」の取り組みを20年以上前から始めている。音楽はストレス軽減、作業効率向上等の効果がある、とする知人医師の話がきっかけだ。社員からは、作業効率がアップし、デザインのひらめきもよくなったとの声も出ているという。
環境への効果を期待し、新たに和紙中綴とじ製本「紙とじくん」の開発も果たした。中綴じを、従来の針金綴じから和紙綴じに代替したことで、そのままシュレッダーにもかけられる。
新たな挑戦を続けてきた杉原社長だが、「どれだけデジタル化が進んでも、紙の印刷はなくならない。 社史編纂など"ここ一番"の場面では、多くのお客様が"紙"、しかも上質の用紙での印刷を依頼する。そうした場面で使われる企業であり続けたい」と、本業の大切さも語る。
企業名:東京印刷株式会社 スライド
企業データ
- 本社:鳥取県米子市両三柳929
- HP:https://tokyop.com/
- TEL:0859-29-2311
- FAX:0859-48-0003
- 創業:1956年1月
- 設立:1971年9月
- 資本金:4900万円
- 従業員:60名
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