輝く地域の中小企業
顧客のモノづくりの現場を
合理化・効率化する
株式会社アムロン

「建設現場と工場の合理化・効率化」で生き残る
「面倒なことはアムロンに」と顧客に言われる企業に

香川県高松市を本拠地とし、同県を基盤に全国ネットワークを持ち、大手建機メーカーなどの協力企業として、鉄鋼製品・部品をはじめ産業資材全般の調達から設計・製造・施工まで、トータルな対応で幅広い顧客層を有するのが㈱アムロン(岩﨑巨樹社長)だ。
同社は1948年、現社長の祖父・宮本髙義氏が「建築資材のブローカー」として創業した香川鋼材産業㈲が始まり。「当初は建築土木の建材資材の流通を主業としていた。日々、顧客の建設現場での要望に応え、必要な資材供給や、工事を請け負う中で「顧客のモノづくりの現場を合理化・効率化することが自社の使命と感じ、それを求め続けることで成長してきた」と岩﨑社長は振り返る。

「モノづくりの現場は『建設現場』と『工場』に大別される。『建設現場』では、全営業社員が現場の施工管理に必要な資格を取得。施工管理に協力することをベースとして、工期短縮等に係る先進的な工法を提案・施工することで顧客の合理化、効率化の実現をサポートしてきた。
『工場』においては、当初は大手建機メーカー向け部材の一次加工である鋼板の切断を行っていた。その後、顧客の要望は、曲げ、穴あけ、開先加工、溶接、塗装と広がり、現在は部品として完成品を納入するほか、開発工程に参画するケースもある。まさに顧客のモノづくり現場である『工場』の合理化、効率化への貢献だ。その取り組みは他の顧客、他の業界にも展開、機能強化している」と社長は振り返る。
カーボンニュートラルを顧客とともに目指す
環境に貢献する企業を目指す

岩﨑社長が強調するのは「環境問題、CO2削減社会」への貢献だ。
「製鉄メーカー各社は2050年のカーボンニュートラル実現を公約し、新製法である水素還元法の導入や、電炉での生産強化に鋭意取り組んでおり、流通・加工を担う我々もその責任の一端を担う。主業である鉄鋼業において、環境負荷の小さい製法で作られた『グリーン鋼材』の取り扱いや二酸化炭素の排出が少ない先進的な設備の導入を強化し、貢献していく。
一方、環境浄化についてはリサイクルに主眼を置いている。水処理プラントメーカーからの依頼で、重金属を除去する浄化資材を開発したことが始まりとなり、バイオマス発電所の焼却灰の再資源化、使用済み太陽光パネルの再資源化、ハウスメーカーの建設廃材の分別・再利用などの事業に取り組んでいる。さらに解体業への進出も鋭意準備中である。
今後もこうした機能を拡大・強化し、直接的に環境浄化に貢献できる事業を積極的に推進する。
いずれは自社でバイオマス発電所を建設し、発電・熱電供給を事業として立ち上げたい」と岩﨑社長は将来の構想を熱く語る。

企業名:株式会社アムロン スライド
企業データ
- 本社:香川県高松市末広町7-21
- HP:https://www.amron.co.jp
- TEL:087-851-1551
- 資本金:1億円
- 従業員:272名(グループ計)
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