得意先の売上（売掛金）管理の条件

販売管理システムでは、売上登録した時の「請求区分」ごとに売掛債権の消込を行う必要があります。売上登録時の「請求区分」と異なる入金登録をすると、正しく消し込むことができません。

• 請求区分：現金
  売上登録で、請求区分「現金」で登録をした場合は、売上登録＝入金同時の処理となり、別途入金登録を行う必要はありません。
• 請求区分：掛け（締め）
  売上登録で、請求区分「掛け（締め）」で登録したものは、「締め入金登録」より消込をします。
• 請求区分：掛け（都度）
  売上登録で、請求区分「掛け（都度）」で登録したものは、「都度入金登録」より消込をします。
  ただし、「都度取り纏め請求」とした請求は、入金予定一覧で行います。

締め請求書の「今回入金額」や「繰越金額」がおかしい場合

締め請求書の「今回入金額」に入金登録した金額が反映してこない、繰越金額に表示される金額がおかしい場合は、「締めの売上」に対して「都度入金登録」をしていないか、または、「都度の売上」に対して「締め入金登録」をしていないかをご確認ください。

• 相違する原因の可能性

締め請求書の「今回入金額」に入金登録した金額が表示されてこない
締めの売上に対して、都度入金登録をしている可能性があります。

• 請求一覧「締め」または、締め請求書の前回請求額にマイナス金額の表示がある
  都度の売上に対して、締め入金登録をしている可能性があります。
  締め入金登録が重複している可能性があります。
  登録した入金金額が誤っている可能性があります。

確認方法

• 「入金実績一覧」を用いる場合
  画面上部の絞り込み条件より、「得意先コード」を使って絞込みます。
  ずれている金額を目安に「＃欄」の番号をクリックして、その入金が「締め入金登録」であるか「都度入金登録」かをご確認ください。
• 「得意先元帳を用いる場合」
  得意先元帳の「販売額」「入金額」「残高」は請求区分別になっておらず、日付順に加算・減算となっています。このため、売上登録と入金登録の「締め」「都度」の食い違いが生じても、得意先元帳の残高ではあっていることがあります。
  ずれている金額を目安に売上登録と入金登録の請求区分を確認し、食い違いがないかをご確認ください。